「スープ　生まれ変わりの物語」として映画化もされたノンフィクション「生まれ変わりの村」の著者・森田健が自ら監督を務め、日本人が心の根底にもつ「和」の意識について描いた作品。2011年の東日本大震災の折、被災地で略奪もほとんど起こらず、秩序と冷静さを失わない日本人の行動が世界に驚きを与えた。その背景には、古来から自然災害の多い日本に生きる人々の心には、無意識に「和」の心が芽生えているからではないかと考えた森田監督が、東京の街頭で現代社会を生きる多くの日本人にインタビューを敢行。そのドキュメンタリーパートに、ドラマパート、アニメーションパートも交えた独特の構成で、日本人の根底にある意識、無意識を検証していく。